私の退職のきっかけにもなった、下の子の発達不安。知的にはちょうど平均値と診断されていましたが、ひらがなを読めるようになったのは、やはり遅めでした。
小学校入学前に「ひらがなの壁」
保育園も最後の学年になると、ひらがなの読み書きのできる子が増えてきます。年長になった春、もうひらがなを書ける友達を見て、本人も焦っていたようです。語彙力も乏しく、しりとりなどもあまり続きませんでした。「ぼくは、おぼえるのがにがてなんだ…」と、悲しむことが増えました。この頃が、本人の劣等感のピークだったかもしれません。
こどもチャレンジの進度に追いつけない
上の子は、2歳頃からこどもチャレンジをやっていたのですが、なんとなく自分でエデュトイで遊んでみたり、ワークをやってみたりするうちに、ある程度のことができるようになっていました。
しかし、下の子は1人では何もできないので、チャレンジが届いても袋を開けることすらしなくなっていました。恥ずかしながら、私も仕事が忙しく、子どもの学習に付き合うことができなかったのです。未開封の赤い袋がたまっていきました。
そうこうするうちに、チャレンジの方はひらがなからカタカナの学習へ進んでしまっていたので、歯が立たなくなってしまいました。
年長の夏休みから勉強開始
上の子が小学校に入学し、毎日宿題をやるようになりました。私も時短勤務になり、それに合わせて下の子も一緒に毎日勉強するようにしました。
ひらがなのワークなどを買い、書き取り練習をしてみるのですが、手本を見ながら書くことはできても、なかなか読み方を覚えられません。カルタなどで遊びながら覚えようとしても、あまり興味を示しませんでした。上の子もカルタ取りに参加してくるので、負けてしまうことがわかりきっていたからでしょう。
電車好きに「でんしゃのあいうえおカード」
何かよい方法がないか、書店の幼児向け教材コーナーを探したところ、「でんしゃのあいうえおカード」を発見しました。これが、乗り物大好きな下の子にぴったりとはまりました。

まずは、「あ、あずさのあ」「い、どくたーいえろーのい」「う、うずしおのう」…のように、ひらがなと電車の名前を読み上げながら、文字の面と写真の面をゆっくりと見せていきます。
つぎに、ひらがなの面をみせ、子どもが、「あずさのあ」「どくたーいえろーのい」…のように答えます。一問一答形式で、子どもが答えたら、写真の面を見せてすぐに答え合わせをします。
答えられなかったものはよけておき、最後にもういちど答えさせます。
このように毎日5文字ずつ5分間くらい遊べば、2週間ほどであっという間にひらがなが読めるようになりました。さらに、電車の名前をたくさん覚えるので、それをしりとりで使えたのが、本人にとっては一番うれしかったようでした。
自信をもって小学校へ
鉛筆を持って書くこと自体は苦ではなかったので、読めるようになってからは勉強への関心が高くなっていきました。未開封のままたくさんたまっていたチャレンジも、4日で1冊くらいのペースでどんどん終わらせていきました。本人は、こんなにも頑張りたかったんだな…と驚きました。
小学校へ上がる頃には、たまっていたチャレンジを消化し、無事に小学講座へ移行することができました。ひらがなの書きは、うろ覚えのまま入学しましたが、学校の授業と宿題で十分に覚えることができ、問題ありませんでした。
現在の様子
カタカナの学習も苦労するのでは…と少し身構えていましたが、ひらがなの学習で、「音と字形を対応させて発音する」という脳の回路ができあがったせいか、それほど苦労せずに習得しています。1年生の夏休みが明けてひと月たちましたが、まだ小学校ではカタカナの学習をしているので、焦る必要はありません。
まもなく、漢字の学習がスタートするので、なにか進展があったらまた記事にしたいと思います。

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