メダカやエビ、ドジョウの簡単な育て方(エアレーションなし)
初夏を迎え、さまざまな生き物が活発に活動する季節になりました。子どもたちも元気に遊び、少し油断すると、さまざまな生き物を捕まえ、家に持ち帰ってくるようになります。虫や小動物なら、「逃がしておいで」と気軽に言えますが、水の生き物だと、つかまえたところへ戻しに行くことも難しくなります。メダカやエビを持ち帰ってきてしまったら、せっかくなので、家で育ててしまいましょう。
といっても、最初から飼育するための道具がそろっていることはなかなかありませんね。初日の応急処置と、最低限の道具でメダカやエビ、ドジョウを育てる方法を紹介します。

↑我が家では、カワムツの稚魚2匹、カワハゼ、ドジョウ2匹、エビ1,2匹、水草についてきた貝数匹が6リットルの水槽で暮らしています。
①水のカルキ抜きと応急処置
日没まで2時間以上あるなら、まだ間に合います。水道水をバケツいっぱいにくんで、ひなたに出しておきましょう。メダカがとれるような季節であれば、2,3時間日差しに当てておけば、水道水からカルキが抜けます。エアレーションなしのバケツ一杯の水で育てられるメダカは、2,3匹です。それ以上つかまえてきてしまった場合は、もっとたくさん容器と水を用意し、小分けにしてください。
ひなたに出しておいた水は、温まりすぎている場合もあるので、さらに1時間、つかまえてきた魚たちと一緒の場所に置いておくと、水温が同じくらいになり、魚の負担が減ります。カルキ抜きをした水に、捕まえてきたときに入っていた水や浮遊物と一緒に魚を入れてあげましょう。水草なども一緒に持って帰っていたら、水道水でよく洗い、入れてください。
近くにホームセンターなどがあれば、カルキ抜きをしている間にえさや道具を買いに行けますが、なければ翌日でも大丈夫です。
とりあえず、今日はここまで。魚は、絶食によく耐えるので、なければ無理に餌をあげる必要はありません。今夜一晩を無事に生き延びれば、このまま育てられるかもしれません。
②えさや道具の準備
翌日も魚が生きていれば、最低限の道具を買いにいきましょう。必要な物は、水槽・メダカのえさ・水草・世話用すくい網・スポイト・砂利(底に敷く)です。出かける前に、さらに水を汲み置きしカルキ抜きをしておくと、大きめの水槽を買ってしまっても対応できます。

水槽は、ピンからキリまでありますが、小さすぎなければ何でも大丈夫です。一匹あたり1リットル以上の水があると安心です。また、エビなどは、水槽から飛び出すことがあるので、ふた付きの方がよいです。エアレーションはついていない方が管理が楽です。水草があれば酸素は十分ですが、心配なら補助的に酸素の出るタブレットを買ってもいいかもしれません。
メダカのえさは、メダカ用のえさであれば何でも大丈夫です。ドジョウも同じ物を、エビは水槽内の水草やコケを食べるので、それぞれ専用の物を買う必要はありません。
水草は、マツモやカナダモなどがよく売られていて、使いやすいです。水槽全体の2割くらいの量の水草があれば、魚やエビの隠れ家になり、酸素も十分なようです。売っている水草には、よく、貝がついていて、水槽の掃除をしながら勝手に増えていきます。
世話用のすくい網や、スポイトは、水替えや残ったえさ取りに必要なので準備しましょう。
砂利や隠れ家は、なくてもなんとかなりますが、魚にとってはあった方が心地よいようです。
③水槽に魚を入れる
道具類を買ってきたら、水槽や砂利、水草は、水道水でよく洗います。このとき、洗剤等は使わないでください。洗浄が終わったら、砂利を敷き、魚をバケツの水ごと入れ、水草等を入れてください。水が足りないようなら、さらに汲み置きを継ぎ足しましょう。
水草が光合成できるよう、日の当たる場所に水槽を設置します。窓際やベランダや庭で大丈夫です。外に置くときは、鳥などに襲撃されないようにふたや網をつけます。落下や転倒の危険がなければ、窓とレースカーテンの間もおすすめです。(子どもに蹴飛ばされないように気をつけてください)
「日差しの当たる場所に水槽を置かないように」という情報もありますが、基本的に日本の野外で捕まえてきた生物は5度~30度までは耐えるので、水温は大丈夫です。エアレーションなしの場合は、水草の光合成だよりなので、日中はがんがん日に当てた方がよいのです。天気がよいと、ぷくぷくと酸素を出すので、大変頼もしいですよ。
④気楽に、気長に世話をする
1日2,3回、少量ずつえさをやります。食べ残しがあると、水質が悪化しやすいので、残ったえさは水と一緒にスポイトで吸い取り、汲み置きを継ぎ足すとよいでしょう。水を入れた汲み置き用のバケツをいつも外に出しておくとよいです。
水槽に、エビや貝などの掃除屋がいれば、それほど水が悪くなることはないように感じます。最初はやや白く濁ることもありますが、水中のバクテリアが増えて水質が安定してくると、水が透明になってきます。
エビなどは、少し油断すると飛び出したり行方不明になったりするので、気がつくと数が減っています。優秀な掃除屋なので、いなくなったらまた新たにお迎えするといいかもしれません。
水槽に余裕があれば、育てる仲間を増やしたり、水槽をグレードアップしてエアレーションや濾過装置やライトなどをつけたりしてもよいと思います。ただ、どんなに愛情込めて育てても1,2年の命です。また、生活や環境の変化で世話をできなくなる日がくるかもしれないということは、頭のどこかに置いて設備を整えた方がよいと思います。使わなくなった水槽の処分や、置き場所を確保するのは結構大変です。
今回は、気楽に気長に水生生物を飼える方法をお伝えしました。水槽を囲んで家族で会話が弾む毎日が楽しみですね!
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