進研ゼミ小学講座を利用してみて①

子育て・家事

 子どもが生まれ、言葉を話すようになってくると、「教育」について考えることが多くなってくると思います。我が家は年子だったのですが、2人とも2歳からこどもチャレンジを受講していました。小学校へ上がった現在も、進研ゼミ小学講座を継続しています。

テキストとタブレット、どちらがいい?

 こどもチャレンジは、上の子のときは、テキスト+エデュトイ+DVDが毎月届いたのですが、下の子のときには、DVDがアプリに変わりました。また、今はタブレット学習も選択できるようになり、まさにデジタルへの過渡期です。

 ただ、タブレットなどのデジタル教材は、便利さもある一方で、不便に感じる部分もあります。小学校に上がるタイミングで、小学講座はタブレット学習にするか、テキストでの学習にするか、悩む方もいると思います。我が家は、上の子はタブレット、下の子はテキストで学習しています。以下に、タブレットとテキストそれぞれについて、我が子の取り組みから気づいた良い点と悪い点を載せておきます。

タブレットで学習したとき(上の子)

 良い点

  • こちらから声をかけなくても取り組む。
  • 親が採点しないので、子どもだけで取り組める。
  • キャンペーンの告知などに気づきやすい。
  • 課題の提出が自分ですぐにできる。
  • 何度も問題をやり直せる。
  • 努力賞ポイントなどを、子どもが自分で簡単に確認できる。

 悪い点

  • 親が学習進度や内容を把握しきれない。
  • 自分がやりたいところだけを熱心にやる。
  • 学校で配付されるタブレットとの二台使いになる。(遊び用も含めると三台)
  • タブレット学習時は、字を丁寧に書かず、筆圧も安定しない。

テキストで学習したとき(下の子)

 良い点

  • 親が内容を確認しやすく、子どもの理解度や発達に合わせて進めやすい。
  • 紙に鉛筆で書くので、運筆や筆圧の調整、消しゴム遣いがうまくなる。
  • 低学年の子でも扱いやすいアナログに近い教材が届き、楽しみが多い。

 悪い点

  • 会員サイトをよく見ないと、期間限定キャンペーンなどを見逃しやすい。
  • ある程度漢字などが読めるようになるまで、全面的に親の支援が必要。

タブレット学習(チャレンジタッチ)が向いている子

 上記の様子から、ある程度自律的に学習ができ、平均以上の学力がある子がタブレット学習に向いているといえそうです。

 親がどれだけ子どもと一緒に取り組むのかにもよりますが、かなり意識的に関わらないと、子どもがどんな学習をしているのか把握できませんでした。子どもが課題に取り組んだり提出したりすると、登録したアドレスにメールが届き、親から応援メッセージを送ることはできます。しかし、毎日メールをチェックして、学校の進度と照らし合わせて子どもに声かけしていくのは、想像以上に難しいです。ただでさえ、学校や学童、PTAなど、子ども関係で確認が必要なアプリやメールは膨大な量です。

 蓋を開けてみると、上の子は1年生の前半のうちは、「赤ペン先生」という課題を提出できていませんでした。基礎的な学力は、学校で出される毎日の宿題をつきっきりで見てやることで定着させて、タブレットは自主学習として楽しく好きにやらせておくことになりました。2年生になった今では、課題を提出してポイントを貯めるコツやメリットをよく理解できるようになったので、喜んで取り組んでいます。

2年生は、こんな教材を使っています。
タブレットケースの内側にイベントの告知シールを貼って、楽しみにしています♡

テキストでの学習(チャレンジ)が向いている子

 同じく上記の様子から、基礎学力や発達に不安のある子には、テキストでの学習が向いているといえそうです。また、その場合は、親の支援は不可欠です。

 私の場合は、下の子の発達に不安があったので、テキストでの学習を選びました。上の子がタブレットを使っているので、「僕もタブレットがもらえるの?」と期待している様子に胸が痛みましたが、「学校でもタブレットをもらえるよ」「遊べるおもちゃがたくさん届くよ」と説得しました。

 実際、「チャレンジスタートナビ」という小さなゲーム機のような端末が届き、毎月暗号を入力してコンテンツを増やしたり、宝箱の鍵やコインが届いたりと、わかりやすい楽しみが多い印象です。上の子も、下の子の付録に興味津々です。

 こどもチャレンジを受講していたときに学習進度に子どもの発達が追いつかず、ワークを解けるようになったころにはアプリの配信が終わっている…ということがありましたが、テキストなら寝かせておくことも可能です。本人の発達が追いついてきたら、また学習を再開することができます。

7月の学習で使う教材。メインレッスン後の、英語教材が楽しみなのだそう。

まとめ

 何でも自分でできる子なら、きっとどちらを選んでも変わらないのでしょう。しかし、そういう子は少数ですよね。お子さんの性格に合わせて教材を選ぶと、ぐっと力がつくと思います。

 タブレット学習を選択した上の子は、学校の1年生総まとめテストでは、国語も算数も、両面とも満点でした。ただ、基礎的な内容は、タブレットでの学習よりも、毎日の宿題の方に力を入れて定着させたという実感があります。面倒くさがりの上の子は宿題にかなり苦戦していたので、努力が実り、親子ともに喜びました。

 学校の授業についていけるのか心配だった下の子も、今のところチャレンジで先取り学習ができているので、授業は何ともないとのことです。学校の宿題についても、チャレンジよりは簡単なので、自分でさっさと始めるようになりました。普通の子は当たり前なのでしょうが、発達がゆっくりめの我が子が、夏休み前にここまでやれるようになったのはとてもうれしかったです。

 学習の基礎を作っていくこの時期、親の関わり方や教材選びは大切だと思います。手間はかかりますが、その分楽しみも多いです。親子ともに楽しく、充実したお勉強タイムになるといいですね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました